【医師ジョブマガジン】有給休暇取得が義務!?

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◇ 医師ジョブマガジン 2022.07.15号 ◇
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職種が医師の方にも、本格的なスタートを迎えようとしている「働き方改革」。
その中で既に先行しているものの一つとして、「有給休暇の取得義務化」があげられます。

これは10日以上の有給休暇が付与された職員に対し、年間5日の休暇を取得させることで取得率の向上を図るというものです。

その背景として、2017年に実施された「有給休暇国際比較調査」では世界30か国の中でも日本の有給休暇取得率が平均50%と最下位であったこと、そしてライフワークバランスの充実を図ることが目的とされています。

勤勉であることが国民性といわれる日本人。
仕事を休むことに対して後ろめたさを感じてしまいがちなのも有休取得率が低い原因の一つかもしれません。

特に普段から激務の現場が多く、深刻な医師不足が問題視されている昨今、医師の先生方が全般的に休みを取りづらいのは言うまでもありません。

休日の呼び出し、担当患者様の急変対応、など休日返上でご勤務されている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

また、有給休暇取得の義務化により、使用者は10日以上年次有給休暇が付与される労働者を対象に、年次有給休暇の基準日、与えた日数、取得・指定した時季を明らかにした書類、「年次有給休暇管理簿」の作成を義務付けられました。

これにより、今まで曖昧になっていた休暇の管理体制を改善し、働く職員が休暇を取りやすくなるような対策を講じています。

もし今後、転職をお考えの際には、仕事と生活の調和を図るワイフワークバランスの観点からも、「休暇の実態」に注目してみてもいいかもしれませんね。

医師ジョブblogでは、「医師の働き方改革」について詳しく紹介しておりますので、ご興味のある方は是非ご覧ください。

医師の働き方改革とは?メリット・デメリットをわかりやすく解説

※このコラムは2022年7月に配信した記事です