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◇ 医師ジョブマガジン 2024.01.16号 ◇
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突然ですが、ビジネスケアラーという言葉をご存じですか?
この言葉は「働きながら介護をする人」、「仕事と介護を両立する人」という意味があります。
ちなみに経済産業省では「介護をする有業者のうち、仕事を主とするもの」と定義しています。
特に団塊の世代が75歳以上となる2025年には、誰もが介護と関わるであろう「大介護時代」が到来するといわれています。
高齢化の加速によりビジネスケアラーは年々増加傾向。
昨今の女性の社会進出に伴い女性ビジネスケアラーの数も増えています。
介護と仕事の両立を図るビジネスケアラーには様々な問題・悩みがあります。
・仕事と介護の両立による時間不足
・先が見えない介護に対する不安
・育児と介護の同時並行による不安
・精神的な不安
このような悩みを抱える人々が、仕事へのパフォーマンスの低下やキャリアへの不安により、「介護離職」が選択肢の一つになるのも事実。
親の介護を担う人が急増するのは45歳以降で、キャリアを積んできた人材が中心であることから企業においても介護離職による人材損失は大きいと言えます。
働きながら家族などを介護する「ビジネスケアラー」。
来年には初めて300万人を超えると予想されていることから、経済産業省は下記のような対策強化を目指しています。
・企業側が取り組むべき従業員への施策案をまとめた指針を査定
・仕事と介護の両立支援に積極的な企業への優遇制度や中小企業へのサポートを検討
※この「企業」には病院・クリニックも含まれます
今後のビジネスケアラーの増加に備え、働く従業員の自助努力に頼るだけでなく、職場である企業や病院との両立支援対策も考えるべきであるといえます。
ビジネスケアラーにも理解ある職場の環境づくりが今後目指している「介護離職ゼロ」への一歩となります。
医師ジョブでは介護休暇などを含む福利厚生が充実した求人をご用意しています。
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2024年能登半島地震により被災された方々へ心よりお見舞い申し上げます。
一日も早い復旧・復興をお祈り申し上げます。
このコラムは2024年1月に配信した記事です