【医師ジョブマガジン】医師の労働時間は「過重」です

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◇ 医師ジョブマガジン 2022.05.20号 ◇

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「医者の不養生」という言葉があるとおり、医師は多忙で激務の現場が多いと言われています。 先生方は、週に何時間働いているでしょうか。

独立行政法人労働政策研究・研修機構が行った「勤務医の就労実態と意識に関する調査(2012年)」によると、調査対象者の主たる勤務先での労働時間は平均で週46.6時間でした。

また、当直をしている医師は約7割、オンコールのある働き方をしている医師は約9割という回答でした。

さらに4割以上の医師が毎週20時間以上、月80時間以上の残業をしています。

ちなみに、厚生労働省の定める過労死基準は、月80時間以上の残業です。

つまり、それを超える医師の労働時間は、あらゆる職種の中でもトップクラスであることがわかります。

このように医師の労働時間が長くなってしまう原因としては、いくつか挙げることができます。

一因として、医師法で定められている「応召義務(正当な事由なしに、患者からの診察要求を拒んではならないこと)」や、当直・オンコールなどの待機時間が長く、どこまでが労働時間として認められるのか分かりにくい実情もあるかもしれません。

さらに患者の容体の急変や急患などイレギュラーが発生するなどの予測がつかないというケースも。

そういった背景から、ある程度の残業は仕方がないと思われている先生もいらっしゃるかと思います。

国はこうした状況を改善するために2024年4月に向けて医師の働き方改革を推進中です。

今まで曖昧だった時間外労働時間の定義も行われ、医師の労働時間の短縮などの労働環境の改善を目指しています。

(医師ジョブブログ「医師の働き方改革とは?メリット・デメリットをわかりやすく解説」にて詳しく紹介していますので、ご興味のある方は是非ご覧ください。)

「医師の働き方改革とは?メリット・デメリットをわかりやすく解説」

また現在は先生方に長く働いてもらえるよう、福利厚生を充実させたり、過重な労働が発生しないような環境を整える医療機関様も増えてきています。

弊社では先生お一人お一人のご希望やご事情に寄り添い、先生にとって「働きやすい医療機関」をご紹介いたします。

転職するか迷っているが、働き方に悩んでいる、という方もお気軽にご相談ください。

※このコラムは2022年5月に配信した記事です