【医師ジョブマガジン】「トライアル勤務」とは

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◇ 医師ジョブマガジン 2022.10.07号 ◇
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求人を見ているときに「トライアル勤務」や「お試し勤務」という言葉を見たこともあるかと思います。

ご存知の方も多いかと思いますが、求人票にこちらの記載があった場合、入職前に最低1回は実際にご勤務を行う必要があります。

非常勤の求人に多い形態ですが、稀に常勤求人でも「トライアル勤務希望の先生も歓迎します」という先方担当者の言葉を聞くことがございます。

選考フローについては、ほとんどが【面接+トライアル勤務】の形となります。
稀に当直や日当直の非常勤求人などは、面接がない代わりに【トライアル勤務のみ(複数回)】で選考することがございます。

回数については「単発~複数回」というところがほとんどです。 しかし稀に「1か月(月4回)程度」実際にご勤務して選考するという求人も若干数見られます。

トライアル勤務に尻込みしてしまう方も、実際に働いていただく都合上、給与がお支払いされますのでご安心ください。

ほかにも双方ともに人柄や働き方、他スタッフとの相性を働きながら知れることはメリットと言えます。

一方で、短期間で双方が「ご縁があるかどうか」を判断する必要があることはデメリットとも受け取れます。

施設によっては、面接よりもトライアル勤務に重きを置いていることも少なくありません。
言うまでもありませんが、トライアル勤務後の採用可否判断には「現場の声」も大いに働きます。

普段の対応はもちろん、アクシデントやイレギュラーが発生した際の対応も、非常に重要な判断ポイントです。
裏を返せば、先生側もそういった際の医療機関側の対応は見るべき点であり、入職後のギャップやミスマッチを防ぐ要因となります。

ただし、あくまで気を付けていただきたいのは、トライアル勤務は【採用選考の1ステップ】であり内定を前提としたものではないことです。

そのため、トライアル勤務後に「ご縁がない」という結論に落ち着くこともございます。
実際に働かないと見えないこともあるため、「入職前のミスマッチがわかって良かった」とも言い変えられますね。

先述の通りですが、先生の方でも事前にトライアル勤務をご希望されるようであれば、交代人事などでなければ常勤求人でも検討いただけることが多いです。
希望される方は、お早めにエージェントにご相談ください。

※このコラムは2022年10月に配信した記事です