【医師ジョブマガジン】外国語スキルを考える~外国人患者の診療から

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
◇ 医師ジョブマガジン 2023.09.05号 ◇
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

先生方は、外国語が母語の方の診療を行った経験をお持ちでしょうか。

近年、メディカルツーリズムなどから医療通訳を置くクリニックなどもありますが、それもまだまだ少数ですよね。

外国語のスキルは論文や産業医などで必要になる場面があるものの、診療上必ずないと困る!という場面はありません。

そのため、経験がない方も多く、また経験があってもそこまで困った経験がある方は少ないのではないでしょうか。

ただ、求人によっては外国語の会話スキルをお持ちの先生を歓迎する求人があることは事実です。

外国語スキルは、持っておいても困らないけど、持っておくと良いというレベルだと言えます。

ただ求人を頂戴する際、「地域柄外国人の方が多い」旨の話をいただくこともあります。
これは外国人コミュニティによってはある程度固まって居住することが多いためで、アジアや南米出身者が顕著です。

とはいえ、そのような求人も他の求人と大きく変わりません。

外国人コミュニティは、例えば横浜・神戸などの中華街などが有名なように、「良き隣人」であることも多いためです。

また外国人コミュニティの近くのクリニックなどは指差しなどの紙や医療通訳の配置など、意思疎通が可能なように環境が整っている場合が多くあります。

しかしながら外国人コミュニティが多い地域で、昨今は病院の救急機能を止めるなどの迷惑行為がニュースで報じられるなど、必ずしも良き隣人ではないことも多くなっています。

言語的背景・文化的背景が異なる外国人患者への診療は、大都市圏では今後更に増えると予測されています。
今後、外国人の診療対応について考える場面は増えるかもしれません。

なお、外国語の会話スキルを活かしたい方は、転職時にそういったスキルを活かせる求人を探すこともおすすめです。
またそういったスキルが必須でない求人でも、履歴書・経歴書で留学経験などを記載しておくとアピールポイントにもなります。

「対外国人の診療経験がないけど、診療対応のある場所にいきなり入職するのが不安」という方は、紹介会社をご利用いただいていればトライアル勤務のご提案も可能です。

診療時の雰囲気や患者層、多い疾患などを入職前にお給与をいただきながら確認できますので、ご希望される方は事前に担当者にご相談ください。

※このコラムは2023年9月に配信した記事です


 

>医師ジョブの求人紹介サービス

医師ジョブの求人紹介サービス

クラシスのコンサルタントが、先生の転職、バイト・非常勤の求人探しを全面サポートいたします。
情報収集から転職相談、条件交渉・面接設定など、全て無料にてご利用いただけます。
理想の求人探しをクラシスにお任せください!