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◇ 医師ジョブマガジン 2023.10.03号 ◇
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朝方は、ようやく秋風が吹いてきて心地良くなってきましたね。
とはいえ、10月なのに未だに半そでを仕舞えず、暑さが落ち着いてくれないかな…とやきもきしております。
さて、幾度かこちらでも取り上げておりますが、来春に向けて転職市場も活発に動いています。
コロナ禍が本格的に明けて例年通りの動きに完全に戻ったものの、一部の求人は以前と動き方などが変わったような印象があります。
◆美容医療の求人
以前は未経験歓迎という求人も多かったですが、現状は経験者のみという募集が非常に多くなっています。
特に市場では手技が必要な美容医療の求人の方が多く、「問診のみ」という以前であれば多くあった求人も数が減ってきている印象です。
そのため、皮膚疾患が診れたり、小オペが可能であったりと、専門性が重視されることが増えていると言えます。
以前に比べて求人票通りの条件を求められるケースが見られ、美容医療の門戸が狭くなっているように感じます。
逆に言えば、可能な手技はアピールポイントになり、シフト制などが問題なければ多くの求人が選択できる状況にあります。
◆在宅診療の求人
一方で在宅診療の求人は非常に活発です。
働き方改革に向けた増員募集への取り組みを大変積極的に行っているクリニック様が多くございます。
お話を聞いていると、来春からの働き方改革で現状以上に医師の確保が難しくなるのでは、と警戒感を持たれているようです。
実際、以前に比べて求人の幅も広がり、オンコールを含む時間外対応や臨時往診を非常勤や外注に任せるケースもよく見られるようになりました。
そのため、お時間に制約がある方や育児中の女性医師も相談しやすくなっている印象です。
その一方で忙しいイメージそのままの在宅診療の求人ももちろんございます。
求人が二極化していると言っても過言ではないかもしれません。
また、急性期の求人でも科目により様々な変化が出てきております。
しかしそちらに関しては、2024年の診療報酬改定や2025年問題も控えているため、もう少し先まで追っていく必要があるかもしれません。
求人にも、やはり時期的な傾向というものが存在します。
以前と同じ・似た環境で業務を続けたいとお考えであれば、伝手や医局などに頼ること、今の職場に残ることも選択肢かもしれません。
反して今の環境を変えたいとお考えの方はチャンスがあるかもしれませんので、転職の選択肢をお考えいただくこともおすすめしております。
※このコラムは2023年10月に配信した記事です