【医師ジョブマガジン】熱中症の時期が本格的に到来しています

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◇ 医師ジョブマガジン 2023.07.18号 ◇
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昨日は海の日でしたが、東京都心や名古屋市では最高気温38度、熊谷市では最高気温39度を記録。
体温を大きく上回る、危険な暑さとなりました。

そのため、東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、山梨県、長野県などで「熱中症警戒アラート」が発表されました。

ちなみに熱中症警戒アラートとは、環境省と気象省が令和3年以降に全国を対象に運用開始したものです。
熱中症の危険性が極めて高いと予測される場合に、国民に熱中症への警戒・予防行動を呼び掛けているものです。

熱中症アラートの発表日には、積極的に下記のような予防行動をとるよう推奨されています。
・ 急な用事以外の外出を控える
・ 部屋の中でもエアコンなどを使用して涼しく過ごす
・ 喉が渇く前にこまめな水分補給をする

ちなみに熱中症警戒アラートの発表状況については、ニュースや天気予報の他にもメール配信サービス、環境省の公式LINEアカウントによる通知などで提供されています。
小まめに確認している暇がない!という方は、そういったサービスを利用してみてはいかがでしょうか。

また当たり前ですが、猛暑が続くことで熱中症による救急搬送数も増加しています。

実際に東京消防庁管内だけで、昨日1日で6歳~95歳までの男女約100名が熱中症の疑いで救急搬送されています。

実感されている先生方もいらっしゃるとは思いますが、以前に比べて暑さが厳しい現在、熱中症患者が多数発生しています。

ちなみに総務省が公表する7/3~7/9の全国の熱中症データでは、熱中症疑いで搬送された方の41.9%が自宅・庭からの搬送で、最多になっています。

またインバウンド需要で外国からの観光客も増加中のため、今後は外国人の搬送も増加する可能性が指摘されています。
日本の暑さや熱中症自体を知らない外国人も多く、外出時はもちろん、ホテル等に帰ってから倒れる可能性も大いに考えられます。

特に7~8月はお祭りや花火大会なども多く予定され、実際に昨日の祇園祭(京都)でも観光客や見物客が何名か搬送されました。
東京でも数年控えられていた大きな花火大会、地域のお祭りが予定されており、熱中症の増加が予想されます。

今後、搬送患者数に比例して、医療従事者・救急隊の負担が増えることは必至です。

しかし熱中症の屋内での発生率を見ていますと、やはり現場で働く先生方も例外ではありません。
重々承知かと思いますが、改めてお気をつけくださいませ。

※このコラムは2023年7月に配信した記事です


 

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