【医師ジョブマガジン】在宅診療を目指す先生へ

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◇ 医師ジョブマガジン 2022.10.21号 ◇
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年々ニーズも高まり、転科・キャリアチェンジの選択肢として上位に上げられる「在宅診療」。
医療機関にもよるものの在宅診療医へ求めるものは病院やクリニックでの外来・病棟管理とは異なってきます。

先週のコラムに関して、有難いことに在宅診療医を目指す先生からご質問を頂戴しました。
折角ではございますので、この場をお借りし、担当者からの回答とさせていただきます。

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(1)コミュニケーション能力・接遇

在宅診療は、読んで字のごとく患者様ご自宅・施設へ直接訪問し診療を行います。
患者様の中には10年来の関係を築くことになる方もいらっしゃるかと思います。
その方の病状はもちろんのこと、人柄や家庭環境も踏まえながらご家族様も含め関係性を築いていくことが重要になってまいります。
また、訪問体制もほとんどは先生にスタッフが帯同し、看護師やドライバー、医療事務など2名~3名での体制がとられます。
外来と比べて一緒にいる時間や距離は近くなるので、患者様だけでなくスタッフとの関係性も上手く築いていくこともポイントの1つです。

(2)心構え・在宅診療への考え方

若手の先生などで「在宅診療医」を目指す場合、未経験で入職することがほとんどです。
在宅診療の場合、法人によってはターミナルの患者様が多い施設もございます。
臨床経験にもよりますが、今まで以上に「死」に向き合うことも多くなるため、その心構えは必要だと言えます。
また、開始当初はオンコール対応での出動などもあり、体力・精神面共にきちんと「在宅診療」に向き合えるかが面接時などには見られているポイントです。

(3)持っていると優遇される資格など

・在宅医療専門医
・緩和ケア専門医
・総合診療専門医、家庭医療専門医
・難病指定医
・十五条指定医
・緩和ケア講習会の受講
など

精神科・神経内科などのご専門がある場合には、それらの専門医やご経歴などをお持ちですとより良い待遇を受けられることが多い印象です。

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以上、簡単にはなりますがご参考にしていただければ幸いです。

「在宅診療」はイメージとしてはハードな印象もありますが、ワークライフバランスが取りやすいところもございます。

土日休みや残業時間・オンコールの体制(有無)などの条件面、病院やクリニックといった施設形態、訪問先の居宅・施設の割合でも印象がかなり変わります。

色合いは実に多彩なため、理想の条件が揃った施設の求人が出るまで、研鑽を積みながら待つことも選択肢の一つです。

ご興味のある先生がいらっしゃいましたらご案内させていただきますので、お気兼ねなくお申し付け下さいませ。

※このコラムは2022年10月に配信した記事です


 

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