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◇ 医師ジョブマガジン 2023.03.14号 ◇
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先日、米国の某企業が開発した対話型人工知能が、米国の医師国家試験の合格ラインに達したというニュースが話題になりましたね。
AIとは「人工知能」を意味する「Atrificial Intelligence」の略語で、プログラムにより人間の知識を再現する技術を指します。
といっても、AIは遠い世界のものと感じられている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし既に身近なものにもAIは活用されています。
例えば検索エンジンの検索結果、目的地までの最短ルートや最安ルートを出す乗り換え案内の機能や、動画やECサイトのおすすめ欄なども実はAIが関わっています。
近年のAIの技術発展は目覚ましく、生活の中でも「それとはわからない状況で」目にすることが増えてきました。
そしてそれは医療現場でも同じで、既に実際の現場でも多く活用されています。
・ AI支援ロボット
・ 画像診断AIを導入することで診断ミス・読影医の負担を軽減
・ 自動診察で、問診にかかる時間を短縮
・ 会話ロボットをリハビリに活用することで癒し効果やセラピー効果
・ 病院内の施設見守りサービス
・ 電子カルテ
・ 医療データの収集や分析
・ レセプト作成などバックオフィス業務のサポート
このようにAIは、日常生活だけでなく、医療現場でも重要な役割を担いつつあります。
今後、深刻化すると言われている医師の人材不足の解消や長時間労働の抑制のため、医療AIを導入する動きが加速すると考えられます。
導入により、現場の負担軽減かつ、スムーズな診断や治療を進められると期待されています。
また同時に、作業時間の短縮を図ることによって、先生方も業務に専念することができるというメリットもあります。
しかし一方で、まだ万能とは言えないため、依然として課題が残されているのも事実です。
今後、先生方の診療をサポートする身近な存在として、これからもバランスよくAI医療と付き合っていけるといいですよね。
※このコラムは2023年3月に配信した記事です