【医師ジョブマガジン】業務委託契約のメリット・デメリット

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◇ 医師ジョブマガジン 2022.06.10号 ◇

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昨今は働き方改革が進む中、フリーランスという選択肢から業務委託契約が増えているようですが、医師の中でも業務委託契約が増えているように感じます。

業務委託とは、業務を外部の人間・企業へ委託する就業形態のことをいいます。

一般的には、委託する側と委託される側が費用や業務内容などを取り決めて「業務委託契約」を結び、契約書を交わします。

細かい箇所を突き詰めると「業務委託契約」には2種類あるのですが、長くなってしまうのでこちらでは省略します。

「実際良く聞くけど、結局「業務委託契約」って大丈夫なの?」
「普通の雇用契約と何が違うの?」
そのように疑問に思うのは当然のことですので、以下にメリット・デメリットを挙げてみます。

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【業務委託のメリット】

(1) 自身のスキルや経験を活かせる。
スキル・経験を活かせる業務を委託されることで、ご自身の能力を存分に発揮できる環境が整います。
そして効率的に経験が積めることで、更なるスキルアップにもつながるという良い循環が出来上がります。

(2) 収入が伸ばせる。
業務委託は内容に応じて報酬を設定するケースがメインです。
高いスキルを持つ人材ほど高い報酬を得る傾向があり、業務におけるモチベーションを保つこともできます。

(3) 場所や曜日、時間帯などを選択できる。
勤務先・就労時間など、条件を取り決める際に先方と話し合って決定します。
基本的に、企業などの就業規則に縛られない形で働くことができます。

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【業務委託のデメリット】

(1) 事務手続きが増える。
個人事業主としての扱いとなるため、自身で事務手続きを行う必要があります。
例えば、契約先への請求書発行、保険等への加入、確定申告の手続き、保険料や税金を納入などなど……。
法人などが行ってくれていた手続きを自分でしなければならず、お忙しい方にとってはかなりの負担となります。

(2) 給与面が安定しない。
業務委託は(個人)事業主と事業主間の契約という扱いとなります。
そのため、雇用契約の場合と比べますと、社会保険(特に労災)がありません。
諸事情あって働けなくなった際などを考えると、お金や保障の面で生活が安定しない可能性も考えられます。

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業務委託契約は、契約内容の細かい取り決めをしっかり行うことができれば、働く側も雇用する側も双方に魅力がある契約となります。

副業として業務委託契約を検討される方は、一旦、立ち止まって本当に大丈夫かを考えてみてください。

※このコラムは2022年6月に配信した記事です


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