【医師ジョブマガジン】マスク着用とwithコロナの世界

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◇ 医師ジョブマガジン 2023.03.28号 ◇
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マスクの着用について、3月13日から大きく変わることになったのは記憶に新しいかと思います。

これまで屋外は原則不要、屋内では原則着用となっておりました。

しかし現在、マスクの着用は、一部の場所を除いて屋内外問わず「個人の判断」が基本となりました。

一部の場所とは?と思われた方も多いかと思います。
簡潔に言えば、医療機関や高齢者施設への訪問、またラッシュ帯などで混雑した電車やバスに乗車がそれにあたります。
そういった場所に向かう際、マスクの着用は引き続き推奨されます。

先生方からすれば様々なご心配ごともあるかと思います。

しかし医療機関受診者のマスク着用が引き続き推奨されたことは、医療機関がマスク着用を呼びかける理由として認められます。
(もちろん、着用の義務ではないので強要はできず、あくまでお願いベースです。)

政府側も「withコロナ」へと本格的に移行しましたが、実際の国民の意見としてはどうなのでしょうか?

とある意識調査によると、緩和後は外すかどうかを問うたところ「着用し続ける」という回答が全体の6割を占めました。

とはいえ、それとは別の調査では「着用し続ける」という回答は4割程度でしたので、概ね半数程度の方はマスクの着用を自主的に続けたいと考えているようです。

意見を見てみると、まだ不安だという意見や、重症化のリスクがある疾患があるから予防したいという意見もありました。

その一方、メイクしなくて済むからマスクを外したくないという意見、花粉症だから5月までは着用したいという意見も見受けられました。
着用したい理由が必ずしも新型コロナウイルス感染症に由来しない方もいらっしゃるようです。

結局のところ、「個人の主体的な選択を尊重し、着用は個人の判断に委ねる」状況だと、「着用し続けたい」と考える方が多いのかもしれません。

マスクの着用に関しては、悩ましい時期がもう少し続きそうです。

※このコラムは2023年3月に配信した記事です


 

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